【作品】「prevent fire~ proof from sky~」防災ポスター
この作品は、
防災をテーマにしたポスターです。
ただし、
キャッチコピーは英語で書いています。
正直に言うと、
英語が分からない人には、
一瞬では意味が伝わりにくいと思います。
でも、それは想定した上での表現です。
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防災ポスターというと、
分かりやすさや即時性が
重視されることが多いです。
「逃げて」「備えて」「今すぐ」
そうした強い言葉が、
人の目を引くのも事実です。
一方でこの作品は、
すぐに理解させることよりも、
立ち止まらせることを選びました。
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英語のキャッチコピー
“prevent fire proof from sky”
(空から、防災を考える)
意味が分からなくても、
視線は自然と空や海、
白いカモメのイラストに。
海と空のあいだを飛ぶカモメは、
地上とは少し違う視点を持つ存在です。
カモメは
人間よりも早く、
環境の変化に反応する生き物でもあります。
天候の変化、海の異変、
人にはまだ分からない小さなサインを、
本能的に感じ取っている。
このカモメのイラストは、
「危険を知らせる存在」ではなく、
「気づきを運んでくる存在」
として描きました。
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イラストを白一色にしたのは、
カモメを主張させるためではなく、
象徴として静かに存在させる為です。
何かが起きてから動くのではなく、
起きる前に気づくための視点。
その象徴として描いています。
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このポスターは、
説明を減らし、色を削ぎ、
メッセージを静かに置いています。
だからこそ、
「これは何だろう」
「防災なのに、いつもと違う」
そんな小さな違和感が生まれる。
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分からないからこそ、
考える。
はっきり言葉にされていないからこそ、
自分なりに意味を探そうとする。
この作品は、
防災を“教える”ポスターではなく、
防災を“考えはじめる”ための
アート寄りの防災ポスターです。
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すぐに伝わらなくてもいい。
あとから思い出してもらえたらいい。
何も起きていない今に、
少しだけ防災を意識する。
この作品は、
そのきっかけになればいいと思っています。
でも本当は、
防災は特別なことじゃなくて、
日常の延長線上にあるものだと感じています。


